黎明期〜80年代後半に原型が完成
賃貸 事務所の歴史はさほど古くなく、社会的に認知されるようになったのは90年代後半になってからで
あると言われています。
その当時は広島 賃貸も今ほど多くは無かったのです。
賃貸 事務所が生まれたのは70年代後半〜80年代前半で、最初は銀座や新宿などの雑居ビルで
机とロッカーを貸し、電話や郵便物の受付代行などを行う貸机業が存在していました。
しかし、それらは怪しい会社が利用することが多く、あまり良いイメージではなかったようです。
本格的なレンタルオフィスとして、賃貸 事務所が登場するのは、85年頃からでした。
大手企業が、本社地下室に机や電話、ファックス、ワープロなどを完備した個室をつくって貸したり、
渋谷の百貨店が顧客サービスの一環で時間貸しの個室を設けたケースなどがありました。
80年代後半には、秘書付きのハイグレードなビジネスサービスを提供する専業会社がいくつか登場し、
日本に進出する外資系企業をターゲットにしたものも誕生しました。
当時はバブル景気真っ最中、外資系の日本進出やニュービジネス・ブームが起こり、そうした時流の中で
賃貸 事務所の需要が高まっていきました。
90年代後半〜本格的な市場形成
バブル崩壊後、賃貸 事務所業界も一時期は低迷しますが、90年代後半になって息を吹き返します。
モバイル端末の普及により、SOHOなどの新しい勤務形態(テレワーキング)が普及してきたことが
追い風となって、業界はふたたび活気づいたのです。
また、都心における商業地での地価下落、オフィスビルの空室率の上昇などへの画期的な対策として
賃貸 事務所が注目され、さまざまな事業主体が相次いでレンタルオフィス事業を手がけ始めました。
それは、大手企業によるものから、地方自治体が運営するものまで、さまざまな種類があり、
現在における賃貸 事務所のスタイル確立は、この時期にされたと言われています。
ITブームを背景に市場確立
社会における貸 事務所の地位を完全に決定づけたのは、何と言っても2000年頃からのITブームでした。
このブームに乗って、賃貸 事務所業界は社会的認知を獲得していったのです。
現在では、事業主体の規模や性質、ターゲットとする利用者、オフィス形態、事業目的などの条件に応じて
さまざまなパターンの貸 事務所が普及し、業界としての基盤はほぼできあがった状態となっています。
しかしその一方で、貸し手側の競争は激化し、より多彩で高品質なサービスが求められている時代に
なってきています。